緊急事態宣言に翻弄される日々。

緊急事態宣言に翻弄される日々。

2021-02-13 0 投稿者: YOSHIDA AKIHIKO

地震があって3・11を思い出すような嫌な揺れ方だったので心配していたらやはり大きな揺れになり…。津波の心配はないと言うことで良かったけど、まだ余震とか今後の大きな揺れに警戒して、また笑顔で会えるようにくれぐれも身を守る備えだけはお願いします。

さて、今日はどちらかと言うと業務連絡的な内容と何が起こっているかを書いておこうと思います。

まず、2月19日に予定していた下北沢RHAPSODYでのイベントは開催延期となりました。振替公演は決まり次第ご連絡いたします。

みんなも苦労をしている通り、緊急事態宣言の発出により19時以降のお酒の提供及び、20時以降の飲食店の営業停止が要請されていますが、それに伴ってライヴハウスも同様の営業自粛が行われています。
「そもそもライヴハウスって興行場的な感じじゃないの?」と思う方もいると思うんですが、ライヴハウスのほとんどが飲食店として営業の届け出をしています。
許可云々については本質とずれるのでここでは置いておいて、だから飲食の販売をしている訳でもあります。

そんな訳で今、ライヴハウスは20時以降お客さんいちゃいけないし、19時以降のお酒の提供もしちゃいけないんです。

そうなると、通常の18時30分開演みたいなイベントって一時間半しか開催できないわけで…。前倒しで16時30分とかに始めようと思うと、「平日のそんな時間に来れる人って限られるよね。」って話で。「来れる人だけ来れればいい。自分らだけ楽しきゃ良い。」なんて考えの小屋も演者もいないので「じゃぁ延期しましょうか。」と、その日を楽しみにしていてくれた方はもちろん、その日のために色々調整していた我々としてもけっこう辛い決断をする訳です。

ちょっと休憩…。

延期や中止をしない方法がもう一つ、それが配信ライヴです。

無観客なので当然飲食販売もなければ、人が集まって密になることもないため、無観客の配信であれば営業している訳ではないので20時以降のリアルタイム配信も認められているようです。
画面越しにはなるけど、リアルタイムにライヴの状況をお届けできて、観ている側もコメントができるので、そのライヴに参加できる新しい形だと思っています。
コロナショックの収束後にも、配信ライヴ自体はずっと続けていきたいなと個人的には思っています。ライヴハウスも結構な出費で導入しているので…。

まだ配信ライヴって観た事ないなって人には一度ぜひ観てほしい。リアルタイムは忙しくて観れなくても、アーカイブでオレの出ているところの配信はみんな2週間は観ることができるので好きな時にのんびり楽しんでもらえたらと思います。普段客席から見てるアングルとは違うアングルもあるので臨場感もそれなりにあって楽しいです。

なんか正直配信ライヴって突然なんの説明もなく勝手に始めたような気が個人的にはしていて、お客さんを置いてけぼりにしてしまってる感じがしていました。
昔、ライヴハウスに来たことがない人たちに「ライヴハウスは楽しいところだよ!」って結果的に来てくれた人たちに広めたように、この新しい楽しみ方を広めていかなきゃいけないのは、我々演者とそれを楽しんでくれたみんなに協力してもらいながらだと思うので、積極的に色々発信はしていくと思うので、どうか温かい目と心で音楽の楽しみ方を一緒に探していければと思います。


またあした。